Like what is falling love?
僕は素敵な女性と出会った。
LJKの女の子とアポで、何も成果を出せず彼女を帰しそれから合流する方を待っていた。LJKの子はデートとかあまりしたことなさそうな雰囲気。会話にすら手間取った。相手は緊張していて、その緊張を崩せなかった。ちょっと自己嫌悪になる。あんまり関心を持てなかった。
その間気分転換にカラオケに行った。好きなsyrup16gを1時間だけ歌った。その後、声かけ。
最近、ストを惰性でやっていると感じで昔ほど緊張も感情もぶつけることが出来ず、テンション次第という感じであった。
10人くらい声をかけただろうか、フェンダーのパーカーに毛皮のコートを着たちょっとぽっちゃり系の女の子が信号待ちをしていた。
タイプだと思ったんでー、といつもの声かけ。彼女は嘘でしょ。という感じで笑っていた。
和みつつあると、彼女はちょっと間を置いて切り出した。
「私の話ししてもいいですか?私今日、初出勤なんですよ。昼職の。だから、目覚まし時計買いに来たんです」と。それはおめでたいです、門出ですね。と言ったら笑っていた。言い回しが面白いらしい。彼女は自己開示をし続ける。大学生になってから今まで水商売で働いていた。年齢的にもう仕事は潮時だと思ったこと。再就職する際、水商売で働いていた経歴を職場の人に言えないということ。
用を済ませ、彼女と飲みに行った。声かけの段階で飲みに行きたいといっていたおかげか、彼女から「一軒だったら付き合ってもいいですよ」と言われた。主導権は彼女にあった。笑
店に入ってからは、風俗で働いていたときのこと、趣味のことなどを聞いた。恋愛遍歴を聞いた。
風俗の業界は漫画の影響でちょっと知識があった。色恋営業した?太い客いた?人気嬢は別室なの?などでどれに対しても1聞いたら10返ってくる感じであった。すごく話が上手かった。(今考えればちょっと失礼だったかもしれない。)
次に趣味のことを聞いた。彼女は僕より少し年上で、ロックそれもロキノン系が好きだというので、バンドをやっていたと話しをしたら、どういうバンドが好きなのと聞かれ、syrup16gが好きと答えたら、えーー、私大ファンだよ!!やばーい!!!と驚かれた。追っかけをやるくらいで、何度もメンバーに会ったことがあると。色んな思い出を聞かせてもらった。彼女の携帯の着信音がsyrup16gのニセモノで笑ったというのはある。(他にも心あたたまるエピソードだけど、ここでは割愛w)
次に私映画も好きなんだよ、と言われsyrup好きだし多分暗い映画かな。と思って、適当にタイトルを答えたらそれも当たって本当ににびっくりした。いや、本当に。
僕みたいな趣味などが、マイノリティーの人間は趣味の合う人を大切に思う。なかなかいないからだw。
見た目とか過去とか全然違う彼女と、人間として波長が合い、何だかこそばゆい感じで幸せな空気に思えた。
そろそろと思って、彼女に恋愛遍歴を聞いた。今は恋愛したいという感じではないみたいだった。恋人欲しいと思ってる時期は出来ないとも。
水商売が長く、男性不信気味みたいだった。(詳しい話は書きたいんですが、書けません。)
帰り掛けに、
「そういう期待(=セックス)には応えられないよ。ごめんね」と言われた。その時は確か笑って
「物扱いしたくない、大切にしたい」とか答えたように思う。その時は本当にそう思っていた。この発言は、逃げ?まだ彼女との関係を保っていたいから?なんだろうか。
恋愛関係になることは彼女に、やんわりと否定されている。しかし僕は彼女のことがすっかり好きになっている。
退屈な毎日を塗り替えたい、そう思いナンパをはじめた僕にとって、彼女は刺激的な毎日そのもの、シンボルだと思った。そして僕は人生経験もないくせに、おこがましくも親近感と愛情に似たものを感じてしまっていた。
毎日彼女と話がしたい。いちゃつきたい。セックスしたい。そんなことを思っている。彼女と一緒にいれば、僕は無敵だ。どんな努力でも出来る---完全にオンリーワン症候群である。
でも、どうやって人生経験豊富で
男性不信の彼女が僕に魅力を感じるだろうか?
一応、今度カラオケに行く予定がある。チャンスはゼロではない。
だけど、失敗してしまったらもう2度と彼女と会えなくなってしまう。すごく怖い。けど、幸せ。お互い趣味がこんなにも合い、分かり合えた。自分の中の理解されないだろう、と諦めていた隠している自分をさらけ出せた。今までの人生を振り返っても、初体験であった。
彼女は、本気で好きになった人なんだろうか。わからないけど、
どう転んでも、大変な思いをすると思う。
僕はやっとスタートラインに立ったのかもしれない。
これから合流していただく機会があったら、この話を延々としてしまいそうです。ご了承くださいまし。笑